シゴト人 メインイメージ Tokyo hippies mart

シゴト×人 vol.12

Tokyo hippies mart 細野 健司さん

日本におけるピストバイクの一大ムーブメントの火付け役である東京都渋谷区のショップ SEXON SUPER PEACE に勤務。
東日本大震災や勤務先店舗のビルの老朽化で移転が決定したこともあり、よりピストバイクにこだわったコアなショップ運営を構想する。
2013年4月に独立し、自宅のある東京都荒川区にピストバイクショップ Tokyo hippies mart をオープンし現在に至る。


シゴト人 インタビューイメージ Tokyo hippies mart

3.11で仕事の在り方を考えるように

—現在の仕事を始めたきっかけを教えてください。

もともと僕はスノーボードの選手として活動していたんですが、7~8年前、当時サンフランシスコでブームになっていたピストが日本に上陸した頃、プロスノーボーダー高橋信吾さんのショップで取り扱い始めピストに出会いました。
そして SEXON SUPER PEACE が渋谷に移転した頃に店を手伝ってくれないかと誘って頂いたのがきっかけでした。
ピストバイクはメンテナンスが楽とはいえ、始めた当時はメカニックの方に基礎から教えてもらったり、閉店後は夜な夜な仲間と走り回ったりとピストについて整備面はもちろん、乗り手としてのスタイルも毎日研究していました。
独立を考えるようになったのは、3.11東日本大震災の時。あの出来事は仕事の在り方や家族との生活を深く考えさせられました。
子供たちの成長を見ながら仕事をすることが、家族や今の自分にとって幸せな生き方なんじゃないかな?と考えるようになったんです。
その後、SEXON SUPER PEACE の移転もあり、本格的に独立するため自宅を改装して Tokyo hippies mart をオープンさせました。

魅せる作業場

—細野さんにとって仕事へのこだわりとは何ですか?

まず自転車に関してはあれこれ手を出さずにピストバイクのみにこだわっています。
ノーブレーキピスト問題[*1] の影響からブームも落ち着き、購入後にお客様がブレーキを外すこともなくなり逆にホッとしています。お客様の安全は常に第一に考えなくてはならないことです。
それから、仕事面では工具類などの整理整頓を心がけています。作業効率はもちろんですが、作業場も含めた空間として魅せるショップにしたいですね。きちんと整理された作業場というのは、お客様の立場から見ても安心して任せていただけると考えています。
スノーボードに関しては、売って終わりではなく、お客様と一緒に滑りに行く機会を作り山の楽しさを伝えるまでが仕事と考えています。
取り扱っている板は、友達や先輩が開発に携わっているブランドを選んでいます。どんな人がどんな思いで作っているのか、生の声をお客様に届けたいと思っています。
ショップは取り扱っている物をより最適な状態でお渡しするのが仕事ですが、皆で走ったり滑ったりして楽しそうな笑顔に囲まれた時にショップをやっていて良かったなぁって思います。

[*1]ブレーキを付けずに公道を走る行為。自転車安全利用条例で禁止されている。

シゴト人 仕事イメージ Tokyo hippies mart

日本のピストショップのスタンダードに

—今後の展望についてお聞かせください。

現在、日本では純粋なピストショップが大分減ってしまている状況ですので、Tokyo hippies mart がそのスタンダードになれるように、形として確立していきたいですね。今後ピストショップを始めたいという方のお手本になれたらと考えています。
将来的にはカフェスペースを増設し、もっと気軽に店に遊びに来れる場所を提供し、お客様同士が交流を深められるような場所になり、ファミリー的な集団になれたら最高ですね。

2014年4月


Product & Company Profile

シゴト人 製品イメージ Tokyo hippies mart

Tokyo hippies mart http://pist-tokyo-hippiesmart.com

Tokyo hippies mart

〒116-0014 東京都荒川区東日暮里2-49-3
TEL. 03-5604-5945