シゴト人 メインイメージ plus Orange

シゴト×人 vol.1

plus Orange 高橋 淳一さん

写真植字会社の二代目として家業を継ぐも、印刷業界全体を覆うデジタル化と不況の波に飲み込まれる前に写植業を廃業し、社名も「株式会社オフィスサニー」と改め、主に文房具を中心とした紙製品・雑貨の製品プロダクト開発を始める。
特殊印刷技法であるバーコ印刷を駆使した「革のような紙のブックカバー」「印傳のような紙のブックカバー」がヒットし、2013年9月1日よりplus Orangeは三省堂書店との共同ブランドとして新たなスタートを切った。


シゴト人 インタビューイメージ plus Orange

単なる受注産業からの脱却

—現在の仕事を始めたきっかけを教えてください。

もともとは父が始めた写植屋を継いだのですが、印刷業界は衰退する一方で、価格と納期で勝負するしか生き残れなくなり、昔のような職人仕事ではなくなってきたのです。
15年ほど前からMacを導入してデザインやレイアウトの仕事もこなすようになり、内製化のために小型の印刷機を入れたりしましたが、その頃から「単なる受注産業から脱却したい」と考えるようになりました。

「バーコ印刷」との出会い

—商品の開発を始めたのは?

たまたまラジオで「バーコ印刷」[*1]という聞き慣れない印刷技法のことを耳にして、これを使って何かできないか?と考えました。
すぐに機械を導入して試行錯誤を繰り返しましたが、最初はなかなか製品化できるようなものは生まれず、少し高級な名刺印刷としてお客様に提案する程度でした。
そしてやっと一昨年くらいに、ヘビ柄やワニ柄のような特徴のある革であれば、凹凸を利用してリアルに表現できるのではないかと思いついたんです。それから、柄の大きさや色の組み合わせなどを綿密に計算して何度も試作品を作り、「革のような紙のブックカバー」を発表しました。

[*1]米国バーコ社が開発した印刷技法。発砲性パウダーを印刷面に付着し、加熱してパウダーを溶解・膨張させることで立体的になる。

シゴト人 仕事イメージ plus Orange

文房具だけにこだわっているわけではない

—今後の展望についてお聞かせください。

2013年9月からplus Orangeは三省堂書店さんとの共同ブランドとなり、全国のお客様に実物を手に取っていただく機会が増えました。
現在は直営店を日暮里に構えていますが、今後は雑貨を中心としたアンテナショップのようなものをやってみたいですね。
plus Orangeの製品は、20代〜40代の女性がちょっとしたプレゼントに利用できるようなものが多いのですが、実は文房具だけにこだわっているわけではなくて、あらゆる生活雑貨を開発したいと考えているんです。
ブランドコンセプトである「あなたの毎日に彩りを」添えられるような製品をご提案したいですね。

2013年9月


Product & Company Profile

シゴト人 製品イメージ plus Orange

plus Orange(プラスオレンジ) http://www.plus-orange.com

株式会社オフィスサニー
〒116-0014 東京都荒川区東日暮里4-4-6
TEL. 03-3802-1900