シゴト人 メインイメージ MAITO

シゴト×人 vol.11

MAITO 小室 真以人さん

東京生まれ、福岡育ち。家業が草木染工房であるため幼い頃より草木染に慣れ親しむ。
東京藝術大学在学中より伝統と最先端の融合を試みる。卒業後、コンピュータを駆使した「無縫製ホールガーメント」の技法を取り入れ注目を集める。
2008年、自身のブランド「MAITO」をスタートさせ、現在までに都内に3店舗の直営店を構える。草木染職人であると同時に、アパレル経営者として自らブランドプロデュースを手がける異色の若手染織家である。


シゴト人 インタビューイメージ MAITO

モノづくりの現場を受け入れていた

—現在の仕事を始めたきっかけを教えてください。

家系は京都丹後ちりめんの織元で、父はもともとカメラマンを生業として東京に住んでいましたが、僕が幼い頃に家族で福岡に引っ越して染物を始めることになったんです。
今も現役である先代の仕事を創業からずっと見て手伝ったりしてきたし、周りに職人さんもたくさんいたので日常としてモノづくりの現場を受け入れていたんだと思います。
大学では工芸を専攻して様々なジャンルの勉強をしましたが、最終的には、やはりルーツでもある染織をやっていこうと決めました。
やろうと決めたからには先代と全く同じことをやっても仕方がないので、自分にしかできない新しい感覚や技術を取り入れた形で勝負しようと考え、試行錯誤を繰り返し現在に至ります。

お客様を置き去りにしない経営を

—小室さんにとって「モノづくり」の魅力とは何ですか?

まずショップをやっているのでお客様と直接お話ができる点ですね。「草木染の良さ」や「どんな職人さんがつくってくれた」というストーリーを言葉にして伝えること、それは僕自身が職人でもあるからできることだと思うんです。
糸などの素材づくりから始め、生地ができたらひと息。そこから多くの職人さんの手を借りてプロダクトに落とし込むという一連の作業を最初から最後まで考えて、すべての工程に於いてこだわっているので、大変ですが本当にやりがいはありますよ。
ただ、お客様の求める製品であることが最も大事なので、技術だけにこだわり過ぎず、お客様を置き去りにしない経営を常に心がけています。

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素晴らしい技術が途絶えないように

—今後の展望についてお聞かせください。

やりたいことはメチャクチャあるんですよ。
生産地を開拓するため全国を廻っていて、継ぎ手のいない職人さんがたくさんいることを知りました。
素晴らしい技術が途絶えてしまわないように何とかしなくてはと考えていて、この技術や機械を東京に集結させてモノづくりファクトリーを作ろうと実際に動いているんです。
東京にはモノづくりをやりたい人はたくさんいますが、就職先は少なくて続けていくには作家になるしか道がなく、食べていくことも難しい状況です。そんな方々の手助けになればいいなという想いもあって、このプロジェクトを進めています。
高い技術力で生産するというMAITOのスタイルを継続させるためにも、どうしてもやらなくてはならない自分の使命だと思っています。

2013年12月


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MAITO http://maitokomuro.com

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